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中国の税関総署によると、8月の貿易統計は、国内の景況感の改善を背景に、輸入が13.3%増の伸び率となるなど、輸出、輸入ともに前年同月を上回った。

輸出額は前年同月比で5.5%増の1992億ドルで、欧州やアメリカ向けの電子部品や液晶パネルの輸出が増えた。

輸入額も中国企業の景況感の改善に伴い、企業の設備投資が活発になり、工作機械の輸入が増えたことなどから、13.3%増の1572億ドルなった。
結果、8月の貿易総額は8.8%増の3564億ドルとなった。

アメリカに対する貿易黒字額は4.2%増の262億ドルと、貿易不均衡の是正に向けた姿勢では一致しているものの、数字上は成果が出ていない。

ただ、中国の人民元は、最近はドルに対して元高を続けており、為替相場の影響が貿易黒字の削減にどう影響するか、今後注目される。

  日本企業も輸入増の恩恵を受けているものと見られる。