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1、機械受注総額の動向をみると、平成29年6月は前月比2.1%増の後、7月は同4.9%増の2兆3,822億円。

2、需要者別にみると、
民需は前月比1.1%増の9,972億円、
官公需は同▲3.3%減の2,678億円、
外需は同9.1%増の9,959億円、
代理店は同▲0.6%減の1,267億円となった。

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3、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、平成29年6月は前月比▲1.9%減の後、7月は同8.0%増の8,533億円となった。
このうち、製造業は同2.9%増の3,557億円、非製造業(除く船舶・電力)は同4.8%増の4,723億円となった。

内閣府が発表した機械受注統計によると、今年7月に主な機械メーカーが国内企業から受注した額は、変動が大きい船舶と電力を除いて8,533億円となり、前月より8.0%増加し4ヶ月ぶりに増加した。

これは船のエンジンに使う部品やプラスチックなどの加工に使う工作機械、それに鉄道の車両や建設用の機械などが増えたため。

ただ、内閣府は、3ヶ月間をならして見ると受注額にはほとんど変化が見られないとして、機械メーカーの受注には「足踏みが見られる」と、これまでと同じ判断を示している。
内閣府は、鉄道車両やコンピューターのシステム関連で今後、受注の伸びが見込まれており、今回、プラスに転じた受注の伸びは一時的なのかどうか今後の動きを見極める必要があるとしている。

7月伸びたのは、非鉄金属・情報通信・造船・運輸・リース分野。

日本工作機械工業会が発表した8月分の工作機械の受注高は、外需・内需とも旺盛で好調持続。

 

8月の日本工作機械工業会の受注状況
 
2017年8月
1~8月
 
/百万円
前月比
前年比
累計
前年比
受注額
133,642
0.0%
36.3%
1,031,513
23.8%
 うち内需
51,823
-6.1%
20.2%
394,002
11.7%
 うち外需
81,849
4.3%
48.9%
637,511
32.6%