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「リベラルとは左翼と呼ばれたくない人たちの自称」―さすが池上彰氏、上手いことをいうものだ。

今回の選挙は、結局は自民・公明で3分の2超の議席をとり、与党の圧倒的な勝利となったが、改革されたのは国政ではなく、その左翼政党だったというオチとなった。

衆院選2017
朝日デジタルより参照
 

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安倍総理が解散を口にした後、都議選の勢いを維持したと思い込んだ小池都知事が予想通り、国政に乗り込んだ。

そこまでは良かったが、何を焦ったか、民進党を取り込もうと、前原民進党代表と画策。

調子にのった小池氏はフリージャーナリストに不用意な「排除」発言をして左翼陣営の結束を固めるきっかけとなった。

そのため結局は、自民党の保守票も思ったほど奪えず、左翼票も希望の党に排除された議員らの新党「立憲民主党」にをほとんど持って行かれ、予想よりはるかに下回る「50」議席となった。

しかし、党名ロンダリングの立憲民主党に票を喰われたのは、希望の党だけではなかった。

何を血迷ったか野党共闘と色目を使い続けた共産党が改選前の21議席から、12議席と大幅に減ることになった。

どっちつかずの民進党から、左翼に振り切った立憲民主党が出てくれば、共産党が票を取られるのは当然だったわけだ。

 

奇しくも、共産党の書記局長が小池晃、希望の党の代表小池ゆりこ、その小池同士が、立憲民主党に票を喰われる羽目となったわけだが、

希望も共産も、うすら保守が抜けて左翼色が強くなった立憲民主党に、反安倍である左翼票を持って行かれたのは間違いない。

 

結果、希望で当選できたほとんどが左翼議員で、うすら保守の議員は散々たる結果となった。

おそらく、どこのマスコミも予想しているように、希望の党で当選した左翼議員らはいずれ立憲民主党にいくだろう。

もし比例で当選したとしても厚顔無恥な自称リベラルの彼らのことだから何食わぬ顔で離党して立憲民主党に合流するものと思われる。

 

ただ、もともと旧民主党は選挙互助会として小沢氏が社会党を取り込んだことにより始まっている。

そこには左右の思想が入り乱れ、投票する側としても、よく言えば分かりずらい、悪く言えば信念の無い政党であった。

だからこそ今回の選挙で、立憲民主党の出現により、左右がハッキリすることとなったのは、図らずも日本にとってはいい方向なのではないだろうか。

消えていったウスラ保守の方々には残念ではあるが・・・。

 

しかし、自民党出身であり小沢氏の盟友であった小池都知事がそのきっかけを作ったというのはまことに不思議なものだ。

 

今回、選挙互助会の民進党がハッキリとした左翼政党「立憲民主党」になったこの衆院選を後付で命名するならば、「左翼政党改革選挙」てなもんだろうか。