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フィリピンのロレンザーナ国防相は23日、南部ミンダナオ島マラウイ市(人口15万~20万都市)で続いていたイスラム過激派「マウテ・グループ」との戦闘に関して「すべての掃討作戦を終えた」と述べ、終結宣言を出した。
同地での戦闘は発生から5カ月が過ぎ、1000人を超える死者を出した。今後は、戦闘で破壊された同市を早期に復興できるかなどが課題となる。
以上、
 
ミンダナオ西部からマレーシアへ連なる島々に展開するアブ・サヤフのボスが、マウティ市に潜伏しているとの情報に政府軍が急襲、しかし、マウティ市などに展開するIS系統のマウテ・グループが参戦して、政府軍は押され、戒厳令発令。
マウテは、市を占拠、多くのマウティ市民を人質に取り立て籠もり、その後、政府軍は大部隊を現地に派遣、一方、マウテにはマレーシアやインドネシアなどのISが参戦して膠着状態が続いていた。
政府軍は、少しずつ街を攻略し続け、5ヶ月ぶりに市の開放にいたった。
この間、アブ・サヤフのボスの死亡が確認されたと政府軍が発表している。
 しかし、今回の市占拠を主導したマウテグループはアブ・サヤフとは別組織、政府軍が包囲していた街だったがトンズラ、マウティ市郊外の山林地帯は今後ともISなどのイステム武装組織の脅威にさらされる。

当戦闘では、米特殊部隊も投入したフィリピン政府軍、ミンダナオ島のタバオ市長OBのドウテルテ比大統領も米トランプに借りができた。
 戦闘中、韓国から購入したT-50戦闘機が爆弾投下、しかし味方陣営を誤爆し11人が死亡、同戦闘機は比軍において以降、使用禁止になっている。
 イラク・シリア戦線でIS参加の東南アジアからの外人部隊が、東南アジアのイスラム世界に帰国し、過激な爆弾テロを引き起こす可能性が高まっている。

日本も中東人は特に注意する必要があるが、善人がほとんどであり限界がある。入国に際し、瞬時に判別できるIT機器の開発が求められる。
すでに、ごく微量の爆薬粉でもチケットについていれば判別できる機器を日立が製作している。手荷物も含め2重3重のこうしたシステムが必要だろう。

<↓ マウティ市 シリアのラッカと同じ様相>

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