近畿経済産業局は１０月３０日、今年上半期(1～６月)の近畿地区への企業立地件数と立地面積を次のとおり発表した。

○平成２９年上期（１月～６月）における近畿地区の工場立地件数は、９０件で前年同期比２３.３％の増加となった。
○工場敷地面積は８９.９haで前年同期比０.２％の減少となった。
○府県別では、兵庫県の立地件数が３６件で、静岡県に次いで全国２番目、同県の工場敷地面積が５３.９haとなり、全国でトップとなった。(近畿地区には福井県も入る)

調査結果の概要
○工場立地件数は前年同期より増加
・平成２９年上期（１～６月）における近畿地区の製造業等（※）の工場立地件数は、９０件（前年同期７３件）で、前年同期比２３.３％の増加となりました。また、全国の工場立地件数は５１０件（前年同期４６７件）で、前年同期比９.２％の増加となった。

府県別立地件数と立地面積は、
１、大阪府９件【前年同期８件／前年上半期立地面積4.5⇒今年上半期6.3ha】増加、
２、兵庫県３６件【２５／32.9⇒53.9ha】増加、(金属製品11件、食品関係9件、化学5件など)
３、奈良県２１件【１６／10.0⇒6.0ha】増・減、(金属製品及びプラスチック製品が各４件、生産用機械、食料品・飲料及び木材・木製品が各２件など。
４、和歌山県６件【３／1.5⇒3.4ha】増加、
５、福井県６件【７／12.3⇒5.2ha】減少、
６、滋賀県７件【８／17.9⇒5.5ha】減少、
７、京都５件【６／11.1⇒9.6ha】減少。

（※）製造業等は、食料品、化学工業等の製造業に電気業（水力発電所、地熱発電所、太陽光発電所を除く。）、ガス業、熱供給業を加えたもの。

○工場敷地面積は前年同期より減少
・工場敷地面積は８９.９ha（前年同期９０.１ha）で、前年同期比▲０.２％の減少となった。
また、全国の工場敷地面積は６１２.６ha（前年同期６２３.５ha）で、前年同期比▲１.７％の減少となっている。
・１０ha(１０万㎡）以上の大規模な立地は１件（前年同期０件）。