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既報。3月10日に事業停止した、漬物の製造販売のフジヤ漬物食品(株)(所在地:静岡市駿河区みずは*** )は10月25日、静岡地裁において破産手続きの開始決定を受けました。

破産管財人には、鈴木史浩弁護士が選任されているとのこと。

破産債権の届出期間は平成29年11月30日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成30年2月6日午前10時。

事件番号は平成29年(フ)第450号となっています。

 

既報記事
フジヤ漬物食品(株)(静岡)/自己破産へ

同社は昭和21年創業の漬物販売および製造業者。以前は食生活の嗜好から10億円以上の売上高を計上していたが、国上げての塩分控えめキャンペーンにより売りなくなり、減塩漬物なども開発されたが、歯止めは利かず消費低迷、また、スーパー等量販店は納入業者間の競争を激化させ、採算性を悪化させ、消費不況も加わり、平成28年7月期の売上高は2億円台まで落ち、赤字経営が続いていた。

静岡県は、浜松などの自動車関連・精密機械メーカーが海外へ工場移転してしまったため、関連した下請け業界の経営破たんが相次いだ。最近では、消費不況・魚離れから漁業関連の破綻も目立ってきている。静岡県自体が疲弊してきているようだ。中国からの富士山詣でも一巡し、再構築が望まれている。