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中国のポータルサイト・今日頭条は11月25日、中国人に日本旅行が人気である理由について分析する記事を掲載した。
日本政府観光局によると、今年10月の訪日中国人数は66万3800人となり、昨年比で31.1%も増加した。1月から10月までの累計数でも622万4400人となり、昨年比で12.9%増加しており、日本は今でも中国人旅行者に人気である。
その理由について記事は、
1つに「費用の安さ」。
「物価は高いものの、距離的な近さから東南アジアへ行くより飛行機代は安く、ホテルもそれほど高くはないから」だという。
2つ目の理由は「四季折々の風景」。
春の桜、夏の花火、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の異なる美しい景色を楽しむことができるからだとした。
3つ目の理由は「美食」。
記事は「日本料理は世界的に有名で、すしや刺し身のほか、うどんやお好み焼きなど、さまざまな日本食を楽しむことができる」とした。
4つ目の理由は「買い物」。
「日本には多くの免税店があり、サービスが良く、品質も高い」と紹介。そのため、爆買いが落ち着いたと言われる今でも「ショッピングは日本旅行の大きな目的の1つだ」とした。
以上、
日本の観光業者や観光客誘致をはかる自治体ではどうしようもないのが為替だろう。
アベノミクスによる円安政策により、2012年と比較すると、安値の2015年には中国元に対して▲53.8%値下がり、2017年も▲30.6%安となっている。(2016年には円はドルに対しては円高となったが、元も元安政策により最近まで16円台で推移している)
円高に振れれば、観光客数に大きく影響する。
中国からの訪日客数と為替 年次推移
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訪日数
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前年比
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為替
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為替平均
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備考
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2010年
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1,413,100
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40.5%
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12円台
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12.961円
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2011年
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1,043,246
|
-26.1%
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11~12円台
|
12.348円
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3月東日本大震災・原発爆発
|
2012年
|
1,425,100
|
37.1%
|
12円台
|
12.640円
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9月尖閣暴動発生
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2013年
|
1,314,500
|
-7.8%
|
~16円台
|
15.757円
|
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2014年
|
2,409,200
|
83.4%
|
~18円台
|
17.246円
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2015年
|
4,993,800
|
107.3%
|
~22~18円台
|
19.443円
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2016年
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6,373,948
|
27.6%
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~15~16円台
|
16.381円
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2017年
|
6,224,400
|
12.8%
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16円台
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16.502円
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・2017年は1~10月までの累計値
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