sponsored

7日午後7時前、熊本県阿蘇市車帰の県道で、熊本市北区にある陸上自衛隊北熊本駐屯地のトラックが、道路の左側にあるワイヤー製のガードロープを突き破り、約10メートル下の森林に転落した。

通行人が、ガードロープが切れているのに気付き、約10メートル下に転落している自衛隊の大型トラックを発見し、警察に通報した。

この事故でトラックを運転していた陸上自衛隊第8師団後方支援連隊北熊本駐屯地に所属する松本竜樹3等陸曹(23)が病院に運ばれたが約3時間半後に死亡し、助手席に乗っていた52歳の男性の1等陸曹が胸の骨などを折る大けがをした。

陸上自衛隊によると、トラックは、他の4台とともに、大分市にある大分弾薬支処から北熊本駐屯地に小銃弾およそ42万発を運んでいた途中だったということで、小銃弾は一部が現場で散乱し陸上自衛隊が回収作業にあたっている。

警察によると、現場は片側1車線の緩やかな上り坂の道路(下り坂の報道もある)で、事故があった場所はほぼ直線だったということで、事故当時は雪や雨は降っておらず路面も濡れていなかったという。

警察が事故の詳しい原因を調べている。