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東京大学の相田卓三教授と博士課程の大学院生柳沢佑さんらの研究グループが、割れても、断面を押しつけるだけで元どおりに修復できるガラス材料の開発に、世界で初めて成功した。
研究グループは、新たな接着剤の開発を進めていたが、偶然、固くさらさらした手触りの物質に自然に元どおりになる自己修復機能があることを発見した。

この物質は、「ポリエーテルチオ尿素」と呼ばれるもので、これを材料に作ったガラスは割れても数十秒間、断面を押しつければ元どおりに修復できる。また数時間あれば、元の強度に戻ることも確認できたという。

こうした室温環境で壊れても自己修復できる物質は、ゴムのような柔らかい材料では見つかっていたが、ガラスのような固い材料では実現が難しいとされていた。
以上、

用途は無限大に広がる可能性を秘めている。