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昨年6月開業した上海ディズニーランドは12月7日、3年目となる来年6月6日から入園料金を引き上げる方針を発表した。

 引き上げ実施以降、入園料は平日料金が現在の370人民元から7.8%値上げされ399元(約6790円)となる。

祝祭日価格は、現在の499元から15%値上げして575元(約9785円)に上昇する。特にこれまでなかった繁忙期である春節(旧正月)と秋の国慶節休暇期間中は33%高の665元(約1万1316円)に設定されている。

 今年6月の初年度の入場者数は1100万人だった。広大な敷地に鳴り物入りでオープンした上海ディズニーランド、当然オープン効果の入場者数もあり、今後どうなるかは不明だが、今後の追加施設開発を行うには値上げしかないようだ。上海ディズー周辺のホテルの価格の高さも物議を起こしていた。

 上海市の人口は約1400万人、常駐人口は2400万人、北部で接する江蘇省は7800万人、南部で接する浙江省は5400万人。上海市の平均月収は5,939元(100万円/2015年/但し、別途副業が盛ん)。

 東京ディズニーランドは3000万人で頭打ち、値上げとサービス低下で、売上高を上げ、経費削減で利益を拡大させるという安直且つ最悪パターンの成り上がりのサラリーマン経営に陥っている。

 ディズニーは高過ぎるとして、果敢に安価なテーマパークを中国各地に開発し続けていた万達グループは、上海派=江沢民派の餌食になったのか、習政権の外貨流出に違反したのか、結果、融資を止められ、借入金の借り換えができず、テーマパークやホテルなどを融創中国に93億ドルで売却。結果、中国最大級の不動産会社の大連万達グループは、当局により沈没させられている。