長崎県の五島航路を運航する九州商船は２５日、全船員１１２人が加盟する全日本海員組合長崎支部のストライキを受け、同日の始発便から欠航した。
同社は、長崎−五島、佐世保−上五島、長崎−有川の３航路で１日計３２便を運航している。全便が欠航すれば約２千人に影響するとみられるが、五島産業汽船など２社が寄港地を増やすなどしており大きな混乱は出ていない。
　同社では、ジェットフォイル整備員の採用を巡る労使交渉が決裂し、組合側がストを通告していた。労使は、引き続き交渉の糸口を探っている。
九州運輸局旅客課によると、離島航路のストは「数十年ぶり」という。
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拠りによって、年末忙しい時期に、また帰省客が多くなる時期にストとは、労使は市民のことも考えるべきだ。