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明治時代創業の水産加工会社(株)釜藤(千葉県銚子市潮見町7-1、代表:釜谷直一)は4月2日、事後処理を上杉浩介弁護士(電話043-225-4611)ほかに一任して、事業を停止した。

負債額は約7億円。

同社は明治30年創業の老舗水産加工品製造会社。世界各地からサケ類を輸入しフィーレ加工や国内漁獲のアジ・サバの一夜干し加工なども行い、平成19年8月期には約20億円の売上高を計上していた。

しかし、最近は、円安による輸入コスト大幅上昇、不漁による漁価高騰、企業は大好況ながら国民不況による共稼ぎ世帯の増加で、料理に手間暇かかる魚介類の消費の減退が続き、平成27年期には12億円台まで売上高が落ち、赤字経営が続いていた。