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「瓜田不納履  李下不正冠」=「瓜田に履を納れず、李園過ぐる時は冠を整さず」
列女伝/前漢・紀元前200年頃//古楽府・君子行/北宋・1040年頃の書にある。
意:教養ある立派な人は、事が起こる以前に予防の措置をとり、
人から嫌疑をかけられるような立場に立たないように留意すること。
瓜畑では、瓜を取ったと思われないように、靴が脱げても履き直さない。
李(すもも)の木の下では、李を取ったと思われないように、冠が曲がってもかぶり直さないこと。

君子行には次の格言もある。

「君子危きに近寄らず」
徳や身分の高い人は、自ら危険を冒すことをしないものだ。慎み深く危険を避けるのが君子という意味。
以上、

その君子訓をいくら読んでも、何が嫌疑をかけられる可能性があるか、その判断ができないひとならば、こうした君子への格言は生きてこない死の格言となる。