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今や中国勢のEVバスはロサンゼルスでもフランスでも走り、海外展開を急加速させている。そうした中、・・・

トヨタ系の日野自動車が、独VWとトラックなどの商用車分野で業務提携に向けた協議に入る。
電気自動車(EV)などの環境技術や自動運転の分野などでの連携を検討する。

乗用車だけでなく、商用車の分野でもこうした先端技術の開発競争が激しくなり、研究開発投資の負担が膨らんでいる。
提携によって開発を効率化し、国際競争での勝ち残りをめざす。

日野とVWは12日午後に東京都内で記者会見を開いて発表する。日野の下義生社長と、VW傘下の商用車持株会社のアンドレアス・レンシュラー最高経営責任者(CEO)が出席する。
日野にはトヨタが50・1%を出資している。
乗用車を含めた2017年の世界生産はVWグループが1位で、トヨタグループは3位だった。
日野はアジア、VWは欧州に強みがあり、生産体制や販売面での協力についても検討する。
独ダイムラー(ベンツ/スリーポインテッド・スター車)など世界大手との競争が激しくなっており、商用車分野の業界再編が加速する可能性が出てきた。

<商用車世界ランキング、トラック+バス>
1位 ダイムラー(ドイツ) 15%
2位 タタ(インド) 10%
3位 東風(中国) 7%
4位 フォルクスワーゲン(ドイツ) 7%
5位 ボルボ(スウェーデン) 7%
ボルボは最近まで2位だったが、新興勢の台頭で5位に陥落している。