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韓国でドイツ神話、崩壊中
今年になり38台が炎上するBMW車、8月7日やっと開催された謝罪会見では、BMWの安全管理部門の責任者が、原因について、ディーゼル車のEGR(排ガス再循環装置)の冷却システムに問題があったと説明したが、今回はエンジン周りとはまったく関係ない助手席のダッシュボード付近から炎上、エンジンは無傷だったという。
7日の来韓したBMW本社幹部の説明では、説明できない火災原因の火災も多数発生している。

11日、韓国政府が直々に、リコール対象のBMW車両に対し運行停止を検討している渦中、BMW「120d」でまた火災が発生した。

火災が起きたBMW「120d」は、リコール対象車種で、今年に入って初めての火災事例。
仁川市内のある自動車学校が11日に明らかにしたところによると、同日午後2時ごろに停車中だったBMW「120d」の助手席側ダッシュボードから火が出たという。

持ち主が、火災発生を知らせて自動車学校のスタッフが校内にあった消火器を使用して約10分で鎮火させたという。

自動車学校関係者は「車の持ち主は知人の道路走行試験が終わるのを待ちながら運転席に座り、エンジンをかけた状態でエアコンをつけていたところ助手席付近から突然煙が出て火事になった」と伝えた。

同関係者は、初期に鎮火したため車両外部まで火は広がらなかったと説明。ボンネット内のエンジンルームは焼けておらず、プラスチック製の助手席ダッシュボードの一部が火により溶けたという。

韓国・国土交通部が9日現在で集計した資料によると、今年に入り火災が発生したBMWの車両は36台で、この日の火災を除くと8月だけで8台が燃えている。(10日に2台炎上、11日1台)
しかし、持ち主が消防に通報せず保険会社で独自に事故処理をして車両を移動したため正確な出火原因調査はなされていない。
仁川消防本部は「きょう(11日)仁川でBMW火災と関連して寄せられた通報はなかった」と明らかにしている。
以上、

ドイツ勢が一斉を風靡させたダウンサイジングディーゼルエンジン車、EURO排ガス規制クリア+低燃費+高出力+燃料安が謳い文句、世界中で売りまくったが、結局は、排ガス規制をクリアするためのシステムを止めていた。いったい何だったのか。

VWはEGRシステムを最初から機能しないように設定していたことから大問題となったが、ほかのメーカーのディーゼル車は、エンジンルーム温度により停止させており、五十歩百歩。世界一厳しい車両のEURO環境基準もメーカーとの裏取引による世界市民に対する公式詐欺だったことが明らかになっている。

BMWの説明で腑に落ちないのは、炎上原因は、EGRモジュールの欠陥とされたこと。
3日のBMWコリアの説明では、韓国だけに取り付けられている韓国製EGRモジュールが原因だとされていた。韓国製EGRモジュールであっても、BMW本社の検査を受けており、問題はないとされていた。
しかし、7日のBMW本社幹部の説明では、EGR冷却システムが問題で、長距離走行・高年式車で、冷却水の垢が溜まり・塊バルブに付着、その塊にエンジン熱が引火して火災を引き起こしており、駐車中やアイドリング中には火災は発生しえないと説明していた。

しかし、10日の火災では運転手交代中のアイドリング状態で火災が発生、今回もアイドリング中の発生となっている。
9日現在36台中であっても、BMWの説明で合点がいかない炎上車両が9台あるという。

なぜか、BMWは欧州でも同系統のEGR冷却システムを搭載した約30万台をリコールしたが、欧州リコールは、何か(韓国特有の)問題回避の)やらせ・カムフラージュのリコールに思えてならない。

韓国では、BMW傘下ミニクーパーのガソリン車でも428i、528i、740i、745iが計5台今年炎上している(BMW開発の共用ガソリンエンジン向けEGR搭載者)。

韓国政府は、BMWの問題車に極力乗らないように注意喚起している。
ただ、BMWがいくら検査しても利害の当事者、韓国政府が、第3者機関に原因究明を徹底的に調査させるべきではなかろうか。大事故や死人が出ないうちに。

<韓国の車両火災>
日本の車両火災は年間1200件程度。一方韓国では、・・・・
3年間の年間平均車両の火災発生件数は約5200件に及ぶ。

2017年の1万台あたりの火災発生件数は、
1位はBMWで2.66件、
2位は現代自で2.38件。

BMWの2016年の発生件数は65件で1万台あたり2.20台、2017年は発生件数94件で1万台当たり2.66件。

韓国・中央日報紙によると、BMW車は今年上半期だけで58件、7月以降8月9日までに20件発生しているという。
メルセデスベンツの火災件数は、2016年には66件で1万台当たり2.44件、2017年は66件で1万台当たり1.95件、今年上半期は31件で1万台当たり0.82件となっている。

ほかの今年上半期基準の炎上率
BMWは1万台当たりの火災件数は1.50件。
韓国GMは1万台当たり1.24件。
ルノーサムスンは1万台当たり0.56件
双龍(サンヨン)は1万台当たり0.64件
VWは1万台当たり0.52件
となっている(現代自の上半期は不明/2017年を参考に/傘下の起亜自の分も不知)。
BMWの問題は、韓国政府当局が調査する必要があろう。

それにしても韓国では外車も含め車両火災が多すぎる。単純比較でも日本の4倍以上、何か問題があるようだ。韓国製が品質基準を上げさせるべきではなかろうか。
2011年に韓国とEUは自由貿易協定を締結し、関税が超低利もしくはなくなったことから大量に欧州車が販売されるようになった。そうした中、韓国にドイツ神話を作ったディーゼル車のダウンサイジングエンジン。現代自など韓国勢も挙ってディーゼル車に傾注していたことが起因しているのかもしれない。ディーゼルエンジンは、昔は焼玉エンジンと言われるほど高熱を発する。
EGRで負荷がかかり過ぎれば、エンジンは熱で破壊され炎上する。

現代車は、やはり、安価に販売できる品質レベルなのだろうか。

 

現代自・韓国内販売台数
過去6年間/韓国シェアは45%前後
2017
688,939
2016
658,642
2015
714,121
2014
685,191
2013
640,865
2012
667,777
合計
4,055,535
2017年の1万台当たり発生件数2.38件
過去6年の現代車が走行していると仮定すれば、年間964台あまりが炎上していることになる。
 

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