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森記念財団の「都市戦略研究所」は、平成20年から世界の主要な都市を対象に、「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」、「交通・アクセス」の6つの分野で総合力を採点し、ランキングを公表した。

6分野70指標を使った採点で、東京は世界44都市の中で、ロンドンとニューヨークに次ぐ3位となった。東京の3位は3年連続。

東京は働き方改革による総労働時間の削減などで、「居住」の分野で順位を昨年の14位から9位に上げた一方で、「環境」の分野では取り組みへの評価が低く、順位を12位から29位へ大きく落した。

一方、ほかの都市との比較では、
外国人訪問者を増やすなど「文化・交流」分野でスコアを伸ばした4位のパリに差を縮められた。

ランキング作成の責任者で、都市政策が専門の明治大学の市川宏雄名誉教授は「東京オリンピック・パラリンピックまで2年をきったが、東京が大会の開催都市として、ロンドンのように評価を高めていくために、インバウンド観光や環境先進都市としての取り組みを急ぐ必要がある」話している。

<「環境」分野で大きく順位落とす>
採点の対象となる6つの分野別に見ると、東京は世界44都市中
「研究・開発」は2位、
「経済」は3位、
「文化・交流」は4位、
「交通・アクセス」は5位、
「居住」は9位
「環境」は29位と、環境だけは昨年の12位から大きく順位を下げた。

ランキングを公表した「都市戦略研究所」によると、「環境」分野では、今年から採点の対象となる指標が変わり、国際的な協力体制を評価することになったため、東京は順位を下げたという。
研究所は「環境分野は、都市ごとの差が小さく、少しの改善で順位は大きく変わる。東京も環境対策に力を入れているが、今後は世界的に見て遅れているプラスチックゴミの対策や、目標期限を定めた二酸化炭素の削減など、世界の照準にあわせた環境への取り組みが必要になる」としている。
以上、

何もしない、何も変えない、法螺吹きだけだった、東京五輪に向け商品価値もなくなり、マスコミも取り上げなくなった小池都知事は早く辞任する必要があろうか。

結果は、新自由主義者で政治的な竹中平蔵がチェアマンとなっており、いろいろな意向も入ってしまっているものと見られ、こうした調査では公正を期すため政治的な人間は除外すべきだろう。

 

2018年 世界都市総合力ランキング
森記念財団「都市戦略研究所」版
 
 
総合点
2017年
 
都市名
2018年
2017年
ランク
1
ロンドン
1,692.3
1,667.0
1
2
NY
1,565.3
1,481.3
2
3
東京
1,462.0
1,447.5
3
4
パリ
1,393.9
1,370.0
4
5
シンガポール
1,310.6
1,308.5
5
6
アムステルダム
1,265.9
1,207.2
7
7
ソウル
1,237.5
1,221.8
6
8
ベルリン
1,232.2
1,183.7
8
9
香港
1,204.9
1,164.8
9
10
シドニー
1,200.7
1,151.9
10
11
ストックホルム
1,179.2
1,097.7
16
12
ロサンゼルス
1,176.8
1,147.1
11
13
サンフランシスコ
1,156.8
1,074.9
17
14
トロント
1,145.0
1,060.3
19
15
フランクフルト
1,140.4
1,132.4
12
16
チューリッヒ
1,132.9
1,065.2
18
17
ウィーン
1,125.7
1,117.6
14
18
コペンハーゲン
1,125.5
1,051.5
20
19
シカゴ
1,101.3
1,042.5
22
20
ボストン
1,100.1
1,030.7
25
21
バンクーバー
1,093.3
1,009.3
28
22
マドリッド
1,088.9
1,010.4
27
23
ベルリン
1,088.5
1,123.6
13
24
バルセロナ
1,083.5
1,033.3
24
25
ブリッセル
1,078.0
1,045.5
21
26
上海
1,072.0
1,103.6
15
27
ワシントンDC
1,063.2
991.9
29
28
大阪
1,055.5
1,024.3
26
29
ドバイ
1,039.9
1,036.1
23
30
ジュネーブ
999.4
963.6
34
31
ミラノ
987.3
976.0
32
32
クアラルンプール
984.9
982.2
31
33
モスクワ
953.9
916.4
35
34
イスタンブール
951.6
989.6
30
35
台北
950.9
906.2
36
36
バンコク
915.4
971.1
33
37
福岡
911.0
898.5
37
38
ブエノスアイレス
830.0
778.1
40
39
メキシコシティ
825.0
837.4
38
40
サンパウロ
808.4
830.4
39
41
ジャカルタ
702.0
721.8
41
42
ヨハネスブルグ
668.5
633.6
44
43
ムンバイ
613.5
712.8
42
44
カイロ
604.9
645.3
43
審査項目:経済、研究開発、文化・交流、居住、環境、交通アクセス
 
 
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