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GM、日産、トヨタ中心に多数のメーカーへブレーキシステム部品を納品している曙ブレーキ工業が、私的整理の一種である「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を利用した経営再建を目指していることが29日分かったと報道されている。

既に取引金融機関への説明を行っている。米国事業の不振で業績が低迷し、資金繰りが悪化しているとみられる。
 同社の2018年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比▲7.1%減の1264億円、純利益が▲89.4%減の1億2900万円だった。
米系自動車メーカーが主要車種のモデル変更を行った際、採用されず受注が落ち込んだという。米国事業が売上高の半分超を占めている。
曙ブレーキは1929年創業の老舗ブレーキメーカー、東証1部に上場している。事業再生ADRは、裁判所が関与せず、第三者機関が債権者と企業の調整役となって再建を目指す方法。上場も維持される。

以上、
円安にも乗り切れず、世界の趨勢にかなう開発を疎かにした可能性がある。完全自動運転車でもモーター制御だけでは現状不可能、ブレーキは必携なのだが・・・。いずれブレーキはモーター制御で不必要になる可能性もあるが、ブレーキシステムは残る。

 

曙ブレーキ工業/11月12日発表分 
連結/百万円
売上高
営業利益
←率
経常利益
当期利益
18/3期Q2
136,050
4,384
3.2%
3,017
1,222
19/3期Q2
126,443
2,487
2.0%
1,312
129
19Q2/18Q2比
-7.1%
-43.3%
 
-56.5%
-89.4%
19/3期予想
244,400
7,500
3.1%
5,400
2,000
19予/18期比
-7.7%
-7.9%
 
-6.8%
155.8%
18/3期
264,921
8,143
3.1%
5,796
782
17/3期
266,099
4,223
1.6%
761
354
16/3期
281,341
-3,761
 
-6,815
-19,462

 

曙ブレーキ工業業績推移
連結/百万円
16/3期
17/3期
18/3期
19/3予
売上高
281,341
266,099
264,921
244,400
営業利益
-3,761
4,223
8,143
7,500
経常利益
-6,815
761
5,796
5,400
当期利益
-19,462
354
782
2,000
総資産
204,404
201,790
194,346
11月12日発表分
自己資本
23,806
25,066
27,017
資本金
19,939
19,939
19,939
有利子負債
114,567
113,371
103,720
自己資本率
11.6%
12.4%
13.9%

 

大株主の状況/平成30年9月30日現在/千株
大株主
所有株数
割合
トヨタ自動車
15,495
11.62
いすゞ自動車
12,111
9.08
日本トラスティ・サービス信銀(信託口)
3,175
2.38
アイシン精機
3,133
2.35
曙ブレーキ誠和魂従業員持株会
2,495
1.87
CHASE MANHATTAN BANK GTS CLIENTS ACCOUNT ESCROW
2,472
1.85
日本トラスティ・サービス信銀(信託口9)
2,041
1.53
伊藤忠丸紅鉄鋼
2,000
1.5
KYB
2,000
1.5
セコム
2,000
1.5
46,924
35.21


<過去9年の業績>
連結/百万円
10/3
11/3
12/3
13/3
 
売上高
130,604
216,574
209,584
206,050
経常利益
2,670
9,738
2,097
3,402
当期純利益
2,061
5,265
-3,215
518
 
14/3
15/3
16/3
17/3
18/3
売上高
236,665
254,157
281,341
266,099
264,921
経常利益
7,269
2,833
-6,815
761
5,796
当期純利益
2,423
-6,095
-19,462
354
782