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ヒューリックは、福岡市・天神のオフィスビル「ヒューリック福岡ビル」を、高級ホテルを核とした大型複合商業ビルに建て替得る計画を発表した。
航空法に基づく高さ規制を最大115メートルまで緩和する福岡市の経済特区を活用した再開発促進事業「天神ビッグバン」を活用し、2024年12月に完成させる。

福岡市では、外国人観光客の急増などでホテル不足が深刻化。近隣に建設予定の高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」とともに、新しい「観光の顔」になりそう。
ビルを所有する東証1部上場の不動産会社ヒューリック(東京)が明らかにした
ビルは明治通りに面し、旧富士銀行ビルのヒューリック福岡ビル、西側に福岡朝日会館、東側には福岡パルコ新館や南側では新天町商店街とも隣接する一等地。
敷地面積は1450平方メートル、現在は築59年のビル(高さ31メートル、9階建て)が立ち、ドラッグストアや企業が入っている。

新ビルの高さやホテル客室数などは検討中、
天神ビッグバンの活用で高さ115メートル(約26階相当)建設可能、
容積率は700%から最大1300%まで緩和。
敷地がある天神2丁目南ブロックは、再開発に合わせて明治通りに沿った新たな地下通路を設置する計画になっており、新ビルは、市営地下鉄天神駅に直結する。
商業テナントの誘致も目指している。

ホテルのブランドは、ヒューリックが展開する高級路線の宿泊主体型ホテル「ザ・ゲートホテル」になる見通し。
東京・銀座や浅草で展開しており、デザイン性に優れた外観や内装が高く評価されている。上質なサービスや立地を生かして訪日外国人など観光客を取り込みたい考え。

「天神ビッグバン」に伴う再開発は、ザ・リッツ・カールトンが入る大名小学校跡地の高層ビルや、西鉄が天神交差点の福岡ビルと天神コアの一体再開発、商業ビル「イムズ」の再開発など相次いで発表されている。

また、博多では、「博多コネクテッド」構想が市から1月に発表されており、高度制限や容積率の大幅緩和により大規模再開発が予想されている。早速、JR九州が博多駅を延伸した建物を建設すると発表している。JR九州は博多駅隣接地一帯の再開発も検討している。