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農業六次産業化企業の(株)オジマスカイサービス(宮城県登米市中田町浅水小島13、代表:山内孝彦)は3月2日事業停止、事後処理を植松丈樹弁護士(電話022-393-9087)に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約5億円。

同社は昭和61年創業の農業の六次産業化を目指した農産物生産・販売業者。同社は国からの補助金もあり、共同農営し、農産物の加工所や直売所も設け営業も強化、営業エリアを首都圏などにも拡大、また無人ヘリコプターを導入して、農薬散布のサービス事業にも展開し、以前は7億円以上の売上高を計上していた。

しかし、生産における天候不順や農産物相場の乱高下などから採算性の悪化が続き、経営不振に陥り、直売所を譲渡、平成29年12月期の売上高は3億円台まで落ち、これまでの設備投資にかかわる借入金も大きく、資金繰りに行き詰まり、今回の事態に至った。

追、

プロの農家が共同して作った同社でも経営に行き詰った。そこいらへんの企業が農業に携わってもうまくいくはずはなく、国からの補助金が政治ゴロのブローカーの食い物になっているのが現状だろう。それほど、天変地変・お天道様を相手にする農業経営は難しい。