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フィリピン税関当局は5日までに、首都マニラの空港で外来種のカメ1500匹以上が生きた状態で見つかったと発表した。
カメは動かないように粘着テープで体を巻かれ、スーツケースに詰め込まれていた。
税関当局がフェイスブックで明らかにしたところによると、見つかったカメは総額450万ペソ(約970万円)相当で、売却予定だったとみられる。

香港発の便でひそかに持ち込まれた後、空港で4つのスーツケースから発見された。
引き取り手は現れず、税関当局は「野生動物の違法取引に対する警戒態勢や、罰則について知らされたのかもしれない」としている。
見つかった4種のうちホシガメとアカアシガメ、ケヅメリクガメは国際自然保護連合(IUCN)により危急種に分類されているが、違法売買も多い。
残るミシシッピアカミミガメはペットとして世界中で飼われている。

香港には希少なカメの闇市場が存在する。
法律で全ての野生種の保護を定めているものの、密猟業者が罠を仕掛ける例が後を絶たない。
香港では絶滅危惧種の所持が見つかった場合、最大1000万香港ドル(約1億4250万円)の罰金および10年の禁錮刑を科される。フィリピンにも同様の法律がある。
以上、
今度は助けられた亀さんたちが玉手箱を持ってくるかもしれない。

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