旧（株）ストラテジーアンドパートナーズで人気アニメゲームの（株）Ｓ＆Ｐ（東京都目黒区中根１－２－１３、代表：近石健介）は３月６日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、若槻哲太郎弁護士（電話０３－３２６３－０４８０）が選任されている。

負債額は約５億円。

同社は平成２２年４月設立のオンラインゲーム制作会社。「進撃の巨人」や「魔法少女まどか☆マギカ」や公式ＡＫＢ４８グループのアプリゲーム、乙女系の「Ｂ－ＰＲＯＪＥＣＴ　無敵デンジャラス」「いっしょにプルプル」などの配信にも関わり、平成２７年３月期には２５億円以上の売上高を計上していた。

しかし、ユーザーのスマホゲーム疲れ現象からか、その後はヒット作なく業績悪化。平成２９年期には９億円台まで売上高が落ち、開発負担も重たく、経営不振に陥った。そうした中、同社は「Ｂ－ＰＲＯＪＥＣＴ」事業を別会社に譲渡し、事業を停止していた。