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肌着製造の(株)サニット(山梨県南アルプス市徳永)は3月27日、甲府地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、關本喜文弁護士(電話055-222-6117)が選任されている。

負債額は約3億円。

財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和1年6月28日午前11時30分。

事件番号は平成31年(フ)第55号。

同社は昭和26年創業の老舗のニット製肌着製造会社。最近は医療用・健康用肌着を主に製造し、以前は5億円以上の売上高を計上していた。しかし、この分野にも安価な海外製が流入するようになり、受注不振が続いていた。

追、中国で製造できるものは日本では価格対応できない。今や日本のバイヤーが企画から品質まで指示して、中国企業やバングラデシュの縫製工場に製造させている時代。衣料品に限らず、差別化されたもの以外、すべて淘汰される。100円ショップの製品の実力は日本人バイヤーと海外生産企業の実力、勝てない。