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米航空宇宙局(NASA)によると、「死の神」の名を持つ巨大小惑星が、2029年に地球に最接近するという。
この小惑星「99942アポフィス」は直径約335メートル。アポフィスの名は、太陽をのみ込もうとするエジプト神話のヘビ神のギリシャ名に由来する。
ただし、2029年にアポフィスが地球に衝突する心配はなく、地球から約3万キロの距離を通過する見通し。
NASAの専門家によると、これほど大きな天体が地球の近くを通過することは比較的珍しく、研究者にとっては絶好の観測の機会になる。

NASAでは光学望遠鏡とレーダー望遠鏡を使って観測する予定。「レーダーを使えばわずか数メートルの精度で表面を観察できるかもしれない」という。
アポフィスは、肉眼でも明るい光点として見える可能性がある。NASAの予測モデルでは、「アポフィスが大西洋上空を通過する際、その軌道が一時的に赤からグレーに変わる。それが最接近の瞬間だ」「最接近の後は昼間の空へ移動して見えなくなる」と説明している。
以上、CNN参照

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