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5月の訪日外客数は、前年同月比3.7%増の277万3千人。前年同月の267万5千人を約10万人上回り、5月として過去最高を記録した。

 
東アジア市場を中心に訪日旅行商品の高騰、日本国内観光地の混雑等ゴールデンウィークの影響を受けた市場が一部あったものの、新規就航や増便等による航空座席供給量の増加し、訪日者数は前年同月を上回った。
 
特に、欧米豪市場においては、全市場で訪日外客数が前年同月を上回るなど、好調な伸びを記録した。

市場別では、インドで単月として過去最高を記録したほか、14市場(中国、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)で5月として過去最高を記録した。

一方、大口客の韓国からは、4月から急激なウォン安に見舞われ、また、国内景気不振で青年失業者の拡大も影響したのか、このところマイナスが続いている。これまで政治的な日韓問題下でも訪日客は増え続けてきたことから、政治的な問題からのマイナスとは考えにくい。

 

2019年5月の外国人訪日客数 国別/JNTO
2019
5月
1~5月累計
 
客数
前年比
客数
前年比
シェア
総数
3,773,100
3.7%
13,753,600
4.2%
100.0%
中国
756,400
13.1%
3,651,800
10.8%
26.6%
台湾
426,500
-3.1%
2,019,800
-1.4%
14.7%
香港
189,000
-0.8%
888,800
-1.8%
6.5%
韓国
603,400
-5.8%
3,250,800
-4.7%
23.6%
タイ
107,900
4.2%
620,600
16.4%
4.5%
シンガポール
37,700
-4.3%
166,900
4.5%
1.2%
マレーシア
42,600
17.0%
207,400
3.8%
1.5%
インドネシア
30,100
-4.3%
166,600
5.5%
1.2%
フィリピン
59,600
1.0%
248,300
4.2%
1.8%
ベトナム
39,900
41.6%
217,800
32.2%
1.6%
インド
19,900
15.2%
77,600
14.1%
0.6%
オーストラリア
46,200
16.8%
289,600
11.6%
2.1%
米国
157,000
11.8%
699,600
14.2%
5.1%
カナダ
35,300
12.4%
158,300
11.6%
1.2%
英国
31,600
4.3%
159,800
8.9%
1.2%
フランス
30,900
4.5%
139,000
7.1%
1.0%
ドイツ
21,600
6.1%
102,800
12.1%
0.7%
イタリア
12,500
2.6%
63,500
14.4%
0.5%
スペイン
10,000
7.5%
41,700
8.7%
0.3%
ロシア
9,700
30.2%
47,100
19.6%
0.3%
その他
105,300
5.8%
535,800
7.6%
3.9%