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ロシア極東サハリン州からの報道によると、千島列島中部のライコケ島(元日本領/無人島/トドの生息地)のライコケ山(標高551メートル)が、22日午前3時ごろ噴火した。

東京航空路火山灰情報センター(東京VAAC)によると、噴煙高度はFL430(約1万2900メートル)ら達し、噴煙は北東に向かって流れているという。

国交省によると、飛行中の旅客機が噴煙をエンジンに吸い込むと、最悪の場合にはエンジンが止まる危険がある。

全日空や日航は、日本と北米を結ぶ路線で、噴煙を避けるルートに飛行計画を変更して対応している。大幅な遅れは生じていないという。

ライコケの由来はアイヌ語で「地獄の穴(または噴火口)」を意味する「ライ・コツ・ケ」である。

1700年から1850年まで日本域、1875年から1945年まで日本領土。敗戦でロシアに取られた。

1778年に噴火の記録があり、島の半分が吹き飛んだとされる。

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