sponsored

71歳で起業した山口県警OBの石丸久次氏の事業欲というか強欲には感心させられるばかりだ。

0801_02.jpg
石丸久次氏

 

平成30年11月21日、石丸久次氏と森佳代子女史が仲良く二人で立ち上げた「同心警備保障株式会社」

資本金70万円

従業員 2人 (石丸久次・森佳代子)

設立目的が、(1)警備業法に基づく警備業、(2)自動車運転代行業、(3)遺品整理業務及び古物営業法に基づく古物商、(4)探偵業、(5)労働者派遣事業、(6)前記各号に付帯関連する一切の業務)とある。

資本金が70万円と若干少ないと懸念されるが、(4)の探偵業なら代表の石丸久次氏が前職は警察官なので、警察の人脈を上手く活かせば70万円の資本でも森佳代子女史と二人三脚で足で稼げば食うくらいはなんとかなりそうだ。

(1)の警備業法に基づく警備業も最初から高望しないで工事現場等での交通誘導警備を森佳代子女史と二人で地道にやってゆけば、飯くらいは食っていける。

ただ、石丸久次氏がいくら元気だといっても71歳である。夏の暑さの中での交通誘導警備業務は過酷だ。熱中症対策だけは気を付けんといかん。

(2)の自動車運転代行業は、軽自動車の中古でも買っても資本金70万円では程度の良好な軽自動車は中々見つからない。程度は悪くても20~30万円の軽自動車でも買い、二人で地道にやれば飯くらいは何んとか食っていける。
ただ、高齢者運転だから事故には注意した方がいい。

(3)の遺品整理業務及び古物営業法に基づく古物商というのは、誰の遺品を整理するのか検討つかないが、古物でも骨董品はピンからキリまである。上等な物は仕入れに多額の資金がいるので70万円の資本では無理がありそうだ。

(5)の労働者派遣事業も給料の前借りが多発したら資本金70万円はあっという間に吹っ飛んでしまう。
無理して労働者を派遣するよりも、森佳代子女史と二人で労働者として派遣会社で働く方が無難のようだ。

老婆心ながら石丸久次氏と森佳代子女史には下記の「周南市条件付一般競争入札(事後審査方式)実施要領に関する違法行為」を少し勉強することをオススメする。石丸久次氏も元警察官のはしくれである以上、法律は遵守することが会社経営の第一歩と肝に銘じておくべきである。第3弾に続く。(日刊セイケイ・編集長・中山洋次)

第3 被申出人の法令等に違反する内容等

1 周南市条件付一般競争入札(事後審査方式)実施要領に関する違法行為
本請求申出事案は、前記実施要領第14条(入札書の無効)第1項第1号
 に該当し、入札は無効である。
2、前記実施要領第16条(落札者の決定)第1項第2号(実施調書)及び第1項第3号(配置予定技術者届)に該当し、入札参加資格の審査に過失若しくは不作為が存在した。
3、被申出人は、前記実施要領第16条第4項に基づき、直ちに当該落札候補者に対し、入札参加資格非適合通知書にて通告すること。

2 地方自治法及び同施行令に抵触する行為
1、地方自治法第234条(契約の締結)第6項
2、地方自治法施行令第167条の5及び同施行令第167条の5の2に基づく入札参加資格に関する規定に違反する。
  落札候補者の参加資格は、本施行令の第2項に抵触する。

3 地方公務員法
1、地方公務員法第30条(服務の根本基準)
2、同法第33条(信用失墜行為の禁止)

4 警備法第18条
  落札候補者は、警備法第18条に抵触する状況である。

5 被申出人は入札公告及び入札参加資格の確認に過失若しくは恣意的判断をしたと思料できる。
1、周南市徳山モーターボート競技場場内警備業務
2、落札候補者は、納税状況等確認提出書の提出が不可能である。
3、落札候補者は、警備業務の実績がない。
4、落札候補者は、資本金70万円であり、経営基盤が軟弱であり入札参加資 
 格を欠く疑念が有る。