アイコン 塩月悠・犬塚博紀氏ら30人が結集して佐賀市の古民家で作品展開催中 

現代アートで佐賀市中心部のにぎわい創出に挑もうと、県内外の若手芸術家たちが現代美術グループ「チームコミニカ」を結成した。佐賀市には長崎街道沿いに古い町並みが残っており、現代アートと融合させて新たな魅力を引き出していきたいとしている。
活動の第1弾として、作品展を12月10日から18日まで開催する。

開催場所は、江戸期の町家「旧牛島家」(同市柳町)で作品展を開催。「歴史ある建物群にも光を当てたい」と意気込んでいる。
  「チームコミニカ」は、二紀展で入選歴のある洋画家の塩月悠さん(29、佐賀市)、中心部に設置されている花形モニュメントをデザインした建築家の犬塚博紀さん(35、同)が中心となり旗揚げ。立体や陶芸、映像など幅広い領域で活躍する20-30代の若手芸術家約30人が集まっている。
 
「コミニカ」は、<コミュニケーション>(情報発信)と<古民家>を掛け合わせた造語。
佐賀市の長崎街道中心部には「旧牛島家」のほか、武家屋敷様式の「旧古賀家」、大正期の「旧福田家」などが残っており、現代アートを展示することで地域が培った歴史を見つめ直してもらおうと思い立ったという。

  作品は、ふすまに張り付けた人や魚などをカラフルに描いたシール、土間にたたずむ少女の人形、コンピューターグラフィックス(CG)を駆使した和室の立体映像など、和の空間を逆手に取った挑戦的な15点を紹介されている。
  グループでは今後、空き店舗に常設展示場を開設することも計画しているという。作品展を監修した塩月さんと犬塚さんは「新旧融合の新鮮な空間を提供し、幅広い世代の人々が集うことで中心部を活気づけたい」と話している。 (ソース:西日本新聞)

  九州の芸術分野では、別府などが面白い動きをしているが、佐賀市でも新たな試みがなされる。佐賀県には有田を中心に陶磁器の作品で頑張る若者も多いが、寂れゆく佐賀市の活性化のためにも垣根を越えたこうした芸術活動となっている。佐賀県では古湯温泉映画祭が28回目が開催されるなど全国的にも知れた活動もあるが、単発であり、「コミニカ」の今後の活動が期待される。

  なお、佐賀市では「山岡鉄舟」展も県立美術館で開催されている。
山岡鉄舟は、北辰一刀流の剣客、書の達人、幕臣として活躍、明治に入り伊万里県権令(長官)として伊万里に赴任していた。「幕末三舟」の一人、ほかは勝海舟、高橋泥舟。
会場には鉄舟の書をはじめ、死の直前まで身に付けていた稽古着などゆかりの資料81点が展示されている。  開催期間は12月8日~1月15日まで。

塩月悠さん 
       塩月悠さん
 

[ 2011年12月 9日 ]
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