新大分駅ビル22階建の超高層 平成27年春オープンへ 22階屋上露天風呂
大分市中心部の再開発事業の中核施設となる大分新駅ビルについて、JR九州は、専門店街やホテルなどを備えた22階建てのビルとし、3年半後の平成27年春にオープンさせる計画を15日発表した。
JR九州は、大分駅周辺総合整備事業の一環として、建設を計画している大分駅の新たな駅ビルについて、その計画の概要を公表した。
それによると、駅ビルは、地下1階、地上22階建てで、1階から4階は、ファッションなどの専門店やレストラン、それに、およそ10のスクリーンを持つシネコンが入る予定。
9階から19階には、およそ200室のホテルを新たに開業するほか、20階以上には屋上も含めて温泉施設を設けることにしていて、総事業費は、約150億円。
大分駅周辺では、線路を高架にする工事が、来年3月に完成する予定で、これにあわせて、周辺の大分駅南地区区画整理事業や道路の整備などの再開発事業が動いており、新しい駅ビルは、人の流れを中心部に呼び込む中核施設としての役割が期待されている。
3月開店した博多駅ビルでは、消費者が集中し、500m離れたキャナルシティ博多が打撃を受けた。キャナル(福岡地所)は、H&Mなどのファストファッションタウンとなる第2キャナル(イースト館)を新築オープンさせ、やっと回復基調にある。
大分市中心部の商業施設は、郊外型の大型商業施設に客を食われ、大分パルコも撤退、跡地利用もままならず宙に浮き、都心部での商施設エリアの再生が必要となっていた。そこで浮上したのが駅周辺一帯の再開発事業で、核となるのが新大分駅ビルとなる。
<計画概要>
敷地面積: 約20,000㎡
延床面積:約113,600㎡
店舗面積: 約30,000㎡
階数 :地下1~地上22階建
用途
商業施設:1階~4階(シネコン含)
駐車場 :5階~9階
屋上庭園:7階~9階
ホテル :9階~19階(タワー部分)
温浴施設:20階~22階+屋上(タワー部分)
完成予定:平成27年春
JRは、商業施設の専門店街には自社運営のアミュプラザを持ってくるものと思われる。
しかし、客引きには、東急ハンズのような核店舗も必要だろう。

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