第一交通産業/第一四半期 増収増益
北九州のタクシー会社でM&Aテコに全国展開、不動産事業を拡大している第一交通産業の第一四半期は次の通り。
1、タクシー事業の売上高は、124億23百万円(前年同四半期比1.1%増)となり、燃料価格が高止まりしている中で営業所の統廃合による合理化と様々な経費削減に取り組んだものの、事業を譲受けた車両の当初の稼働が低迷していた結果、部門営業利益は2億40百万円(同36.7%減)となった。
タクシー認可台数は、当第1四半期連結累計期間において、愛媛県松山市の有限会社勝山タクシー(19台)の買収並びに神戸市のゑび須タクシー株式会社(31台)ほか2社(19台)からの事業譲受等を含めて、前年同四半期比152台増加の7,043台となっている。なお、別に平成24年5月に買収した名古屋市の八千代タクシー株式会社(33台)、同年6月に買収した東京都江戸川区の東京滋賀中央タクシー株式会社(33台)もある。
2、不動産事業は、地価下落や低金利・税制優遇拡充などの各種政策、さらに消費税率の引き上げを意識した購入マインドが市場を下支えしている。
このような状況下、分譲マンションは、「グランドパレスマリスタ唐戸」(山口県下関市 39戸)の新規販売のほか、重点課題として引続き完成在庫の販売に取り組んだ結果、売上高は20億05百万円(前年同四半期比64.7%増)となった。
戸建住宅は、「暮らしを潤す低価格な土地付住宅」をテーマにした第一ホーム㈱の「ユニエクセラン」シリーズを、「下貫」(北九州市 5区画)、「香椎駅東」(福岡市4区画)、「柳瀬」(福岡市 5区画)、「宇美」(福岡県糟屋郡 6区画)で新規販売し、順調に推移した結果、売上高は9億17百万円(前年同四半期比134.1%増)となった。
その他2億57百万円を加えた不動産分譲事業全体の売上高は、31億79百万円(前年同四半期比72.1%増)となり、部門営業利益は3億26百万円(同379.5%増)となったとしている。
同社は、過去のようなムチャクチャと思われるほどの分譲マンション開発は、手控えているようだ。福岡に進出した東京の一建設に刺激され、戸建分譲にも注力している。
ほか、バス事業、賃貸事業は省略。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第1四半期
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17,702
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945
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818
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238
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13年3月期第1四半期
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20,202
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1,351
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1,273
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590
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前年同期比
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114.1%
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143.0%
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155.6%
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247.9%
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13年3月期予想
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89,000
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6,000
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5,500
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2,510
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12年3月期実績
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83,422
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4,570
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4,125
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4,346
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11年3月期実績(半年)
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74,178
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3,520
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3,004
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1,566
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10年9月期実績
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70,652
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3,330
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2,629
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761
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今期予想/前期比
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106.7%
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131.3%
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133.3%
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57.8%
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