アイコン (株)アクロス/民事再生申請

炭素繊維製品製造の (株)アクロス(埼玉県戸田市新曽2235、代表:松野年宏)は8月2日、申請処理を相澤光江 弁護士(電話03-6721-3111)ほかに一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。監督員には、高木裕康弁護士(電話 03-3213-1081)が選任されている。
負債額は約65億円。

今では炭素繊維製品価格は、大手の参入もあり、また不景気で、価格が加工が難しかった以前とは違い、大幅に単価安となっている。製品としてのニーズは一定あるものの、競争から採算性を悪化させてきた。そのため、設備投資のための借入金などが、経営に重く圧し掛かるようになり、今回の事態に至った。売上高は平成23年3月期は約55億円、24年期は44億円と減少していたことも資金繰りを悪化させていた。
特殊製品分野であり、高い技術力も有しており、顧客のニーズはあり、顧客が取引を続ける限り民事再生は可能。

[ 2013年8月 2日 ]
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