sponsored

ビートは芯まで真っ赤な根菜。ビートルートやテーブルビートなどさまざまな呼び方で知られている。そのビートジュースには血圧を下げる効果がありそうだとWSJが報じている。

米医学雑誌「ハイパーテンション」2月号に掲載された論文によると、高血圧の患者がビートジュースを4週間飲み続けた場合、プラセボ(偽の)ジュースを飲み続けた患者に比べ血圧が大幅に下がることが明らかになった。
ビートジュースには動脈の緊張を和らげ、血管の機能を回復させる効果も期待できるという。
ビートジュースはビートテンサイの根から作られる。

論文によると、ジュースの中に含まれる無機硝酸塩と呼ばれる化合物が唾液とともに血管に入ると、一部が強力な血管拡張剤の役目を果たす酸化窒素に変わるという。植物にもともと含まれる硝酸塩。
研究では、2011年〜13年まで英国の50代半ばの男女64人(男性26人、女性38人)を対象にビートジュースの効果を調べた。
全員に高血圧の症状があり、一部の患者は血圧低下剤を服用していた。
患者はコップ1杯(200ミリリットル)のビートジュースと硝酸塩を除去されたビートジュースを飲む2グループに半数ずつ分けられた。
2グループはいずれも毎朝、同じ時間にジュースを飲んだ。同時に毎日血圧を測定し、24時間モニターした。

硝酸塩の含まれている普通のビートジュースを飲んだ患者グループでは、期間中の最高血圧が8.1ポイントから7.7ポイントに低下、最低血圧は5.2ポイントから2.4ポイントに大きく低下したという。
 最高血圧と最低血圧は、ビートジュースの飲用をやめてからの2週間で、前の水準に戻り始めた。
一方、硝酸塩の取り除かれたビートジュースを飲んだ患者グループでは、血圧の変化は全く見られなかった。

血管の働きについても、硝酸塩の含まれているビートジュースを飲んだ患者は、血管機能がプラセボを飲んだ人に比べ20%向上したという。

ビートジュースの効用については、1ヶ月を超えた長期的な効果は明らかになっていない。ビートジュースの色素で尿や排便が変色する恐れもあるという。
以上、

最近、ビートジュースが持久力を向上させる事がわかってきた。
ビートジュースに含まれる“硝酸塩”が有効成分で、筋肉の酸素摂取量の効率を上げる効果があることがわかってきている。しかし、実際のメカニズムも(完全には)まだ解明しきってはない。

1. 血行をよくする
2. 神経伝達関係の効率をよくする
3. 筋肉自体が短縮する時のメカ二ズムに好影響
以上、
まだ、未知の領域のようだ。食べ過ぎにご用心。

ビートジュース