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東京工業大学の大学院の生命理工学研究科の元教授、岡畑惠雄被告(67)が、在職中、業者からの備品の購入を 装って、1400万円余りの研究費をだまし取ったとして逮捕・起訴された事件で、元教授がさらに研究費など3600万円余りをだまし取っていたとして、警 視庁から追送検された。
元教授が不正に受け取った研究費などの総額は、1億円を超えるという。
岡畑元教授は、在職中だった平成21年から翌年にかけて、東京・世田谷区の化学製品販売業者から薬品などを購入したように装って、研究費合計1400万円余りをだまし取ったとして、去年、詐欺の罪で逮捕・起訴された。

その後の警視庁の調べで、岡畑元教授が、平成20年から平成25年にかけて別の都内の業者から薬品を購入したり、アルバイトに給与を払ったりしたように装って研究費など3600万円余りをだまし取っていたとして、詐欺の疑いで追送検された。
岡畑惠雄被告は容疑を認めているという。

<経歴>
1970年同志社大学工学部工業化学科卒業
1972年同志社大学大学院工業化学専攻修士課程修了
1972年九州大学助手
1979年九州大学講師
1980年マサチューセッツ大学客員研究員
1980年カリフォルニア大学客員研究員
1982年東京工業大学助教授
1992年同大学教授ののち懲戒解雇
<役員>
1994年、高分子学会バイオ高分子研究会委員長
1995年、日本化学会生体関連機能化学部会運営委員長
<受賞暦>
1982年(昭和57年)日本化学会進歩賞
1993年(平成5年)、日本IBM科学賞
1995年(平成7年)、高分子学会賞
2000年(平成12年)、手島記念研究発明賞
2001年(平成13年)中小企業優秀新技術・新製品賞
以上、

数々の著名な経歴のほか自らの信用までなくしたようだ。