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昨年2月の東京都知事選や12月の衆院選に出馬した元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)の事務所で、寄付などにより集まった1億数千万円の政治資金のうち、一部が使途不明となっていることが18日、事務所関係者への取材で分かったと報道されている。

事務所スタッフが遊興費や生活費として私的流用した疑いがあるとされ、田母神氏は近く都内で記者会見を開き、経緯を説明する。

都知事選で選対本部長を務めたテレビ番組制作・衛星放送会社「日本文化チャンネル桜」の水島総社長(65)は18日、都知事選後に約1億円が使途不明となっている。厳しい生活を送る年金生活者からの寄付もあり、(田母神氏は)きちんと国民に明らかにしないといけないと話しているという。

事務所関係者は、使途不明金の存在を認め、「現在、流用した疑いのあるスタッフと弁済について話し合っている。使途不明金が選挙で買収などに使われたことは一切ない」と説明している。

田母神氏は航空幕僚長を経て、平成20年に評論家に転身。昨年2月の都知事選と12月の衆院選に出馬したが、残念ながら落選した。売国となるTPPに対し反対論者。