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熊本大大学院の富沢一仁教授(分子生理学)らのチームが、全身の筋力や心機能が低下する国指定の難病「ミトコンドリア病」は、細胞内にある特定の酵素の働きが弱いことで発症する仕組みを突き止め、4日までに米科学誌電子版で発表した。

発症の抑制が期待できる薬剤も特定、臨床研究を目指している。
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーをつくり出す小さな器官。
病気は、遺伝子の変異が原因で筋肉などが必要とするエネルギーを十分つくれなくなることが分かっているが、詳しい関連は不明で治療薬もなかった。
各種調査では10万人に9~15人が発症するとされ、死に至ることもある。
以上、