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証券取引等監視委員会は、東証1部上場で東京の大手産業ガス会社「大陽日 酸」が、自分の会社の株が公開買い付けされるという情報を取引先に事前に知らせ、このうち2つの会社と会社役員など7人がインサイダー取引をしたとして、 証券取引等監視委員会は2社と7人に対して、合わせて2000万円近い課徴金の支払いを命じるよう金融庁に勧告した。

証券取引等監視委員会によると、「大陽日酸」は昨年、自社の株が公開買い付けされて三菱ケミカルホールディングスの連結子会社になる見通しになり、取引先に説明する必要があると考え、説明会を開くなどして公開買い付けの情報を事前に知らせてしまったという。

情報を知った取引先のうち、福岡県と名古屋市にある2つの会社と、会社役員など7人が大陽日酸の株などを買ってインサイダー取引をしていたという。
監視委員会は2社と7人に対して、不正に得た利益計1970万円について、課徴金の支払いを命じるよう、27日に金融庁に勧告した。
 以上、報道

証取委のHP
http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2015/2015/20150327-3.htm