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東宝と松竹は14日、2015年2月期の連結決算を発表した。
東宝は映画「妖怪ウォッチ」などの好調で純利益が前の期比27%増の224億円となり、過去最高益を記録した。売上高は5%増の2,069億円だった。
「妖怪ウォッチ」の興行収入が77億円、
「ドラえもん」が83億円を記録、
利幅が大きい自社製作・配給作品のヒットで、営業利益は12%増の317億円となった。

一方、松竹は、売上高は1%増の898億円、昨夏公開の能年玲奈主演の「ホットロード」の興行収入は24億円を超えた。不動産事業ではオフィスビル「歌舞伎座タワー」や「銀座松竹スクエア」が満室となり、賃料収入が伸びた。純利益は2倍増の41億円となった。
2016年2月期の業績予想は、2社とも映画のヒットを見込まず、
東宝の売上高は、前期比ほぼ横ばいの2059億円、純利益は▲15%減の192億円。
松竹の売上高は、4%増の931億円、純利益は▲40%減の24億円を予想している。