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警察庁によると、日本の政府機関や企業などにウイルスを仕込んだメールを送りつけ、機密情報を盗もうとするサイバー攻撃は昨年、前年比3.5倍に当たる1723件確認され、急増しているという。

情報セキュリティ会社のトレンドマイクロは、昨年、こうした攻撃の44%までが国内のサーバーから行われていて、その割合は前年比で7倍余りに増えていると発表した。

攻撃に使われた国内のサーバーの多くは小さな企業や個人がホームページを表示するために設置したもので、情報セキュリティ各社が、海外との通信を監視する動きが強めているため、攻撃に国内のサーバーが使われるようになったとみている。

同社は、攻撃者は効率よく攻撃できる方法を常に狙っていて、新たな手口が次々と出てくる。こうした攻撃にはコンピューターの通信先だけでなく、その内容を監視することで気付ける可能性がある。個人や事業者がホームページをこまめに管理することも有効な対策だと話している。


サーバー攻撃