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出光興産は21日、15年3月期通期の連結最終利益が▲1,380億円の赤字(前期は362億円の黒字)になる予想を発表した。
2月に公表した原油在庫の評価損1,370億円などにより、▲980億円の赤字になるとする従来の予想から赤字幅が拡大する。
資源価格の下落を受け英領北海で進めている石油開発事業計画を見直した結果、新規開発案件で実行が困難な案件が発生したため、減損などで特別損失392億円を追加計上するとしている。2月発表した修正予想では▲267億円の特損計上としていた。

売上高は前期比▲8%減の4兆63百億円と、従来予想から9百億円増加。原油価格が予想よりも上ぶれた。
石油製品の利益幅が改善したことから営業損益は▲1,050億円の赤字(前期は781億円の黒字)、経常損益は▲1,080億円の赤字(同819億円の黒字)と、前回予想からそれぞれ赤字幅が150億円、140億円改善する見通しとなっている。