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大正時代創業で仏壇卸の(株)フジモト(徳島県板野郡松茂町中喜来前原西参番越23-4、代表:藤本晃史)は5月11日、徳島地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、大道晋弁護士(電話088-654-5630)が選任されている。

負債額は約10億円。

同社は中高級品の仏壇の製造卸を営み、以前は20億円以上の売上高を計上していた。しかし、その後は不況が長く続き、核家族化世代がニーズ世代となり仏壇の簡素化も進み、売り上げ不振に陥った。2010年6月には経営不振から民事再生を申請して、卸業に専念、再建させてきた。そうした中、昨夏、取引先が倒産して焦げ付きが発生、民事再生するほど脆弱な財務内容だったことから、急速に資金繰りを悪化させていた。

仏壇屋さんも不況で大変、仏壇を納める戸建の着工戸数も減るばかりとなっている。