レース編製品製造の小林産業（株）（福井県坂井市坂井町大味１３８－２、代表：小林正孝）は５月１５日、申請処理を粟田真人弁護士（電話０７６－２６４－００９３）に一任して、福井地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行った。

負債額は約１５億円。

同社はレースカーテンなどを製造していたが、中国製など廉価品が台頭し、価格競争から売り上げ不振、採算性の悪化を招いていた。同社はその改善策として、価格対応できるよう中国などからの輸入品も扱ったものの、２０１４年７月期の売上高はピーク時の約半分の９億円台まで下げていた。過去の工場投資などの借入負担などにより財務内容も悪化させていたため、抜本的な改善を図るため今回の措置に至った。