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長崎市の長崎歴史文化博物館で、江戸時代にベトナム国王が長崎奉行に貿易の許可を求めた書状など3点の所蔵品が見つからなくなっていることがわかったと報道されている。
長崎市にある長崎歴史文化博物館は、長崎県と長崎市が建設し、平成17年に開館して以来、指定管理者の「乃村工藝社」が運営を行っている。
博物館には、約8万1000点の所蔵品が収められているが、うち3点が見つからなくなっている。
行方不明になっているのは、
1、江戸時代にベトナム国王が長崎奉行に宛て、良質な日本の銅を輸入できるよう許可を求めた書状の「安南国金札写」、
2、江戸時代の「平戸・大村・富江・福江領地図」
3、明治時代に作られた「長崎商工会議所章程」
の3点。
いずれも県が所有するもので、文化財の指定は受けていない。
昨年度「乃村工藝社」が行った点検作業で、3点の収蔵品が本来あるべき場所にないことがわかり、今年3月に報告を受けたという。
しかし、ほかの保管場所に紛れ込んでいる可能性があるとして、県は公表していなかった。
以上、