アイコン 新世代の複合発電システム実証実験成功/3000時間達成

三菱重工業/長崎造船所は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)を組み合わせた出力200kW級の複合発電システム(ハイブリッドシステム)で、国内最長の3,000時間運転を達成した。

 SOFCとMGTを組み合わせた複合発電システムは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受け、2007年には最大出力で世界最大級の229kW、発電効率でクラス最高の52.1%(送電端LHVベース)を達成。国内初の3,000時間運転で、信頼性と耐久性を実証した。
 同社はこの成功を受け、トヨタ自動車と共同開発を進めているSOFCとMGTを組み合わせた業務用・産業用ハイブリッドシステムや事業用発電システムの実機開発に行っていく。
 SOFCは、900℃程度の高温で作動するセラミックス製の燃料電池。都市ガスを改質して取り出す水素および一酸化炭素を空気中の酸素と反応させ直接電力を発生するが、今回の複合発電システムは、このSOFCから排出される未反応燃料をガスタービンに投入して発電することで、従来の発電システムを大きく上回る高効率発電を実現する画期的なシステム。 
今後SOFC複合発電システムの大容量化をその切札と位置づける一方、MGTを扱うトヨタと組み数百kW~1000kW級のSOFCとMGTを組み合わせた業務用・産業用ハイブリッドシステムの開発を進めていくとしている。
  当ハイブリッドシステムは、発電のみならず、温水、蒸気の熱供給も可能なシステムで、地域に電力のほか熱供給もでき、CO2の大幅削減にもなる画期的な発電システムとされている。
九大と組む西部瓦斯さんも頑張れ!
25%は夢ではない。はと

[ 2009年10月 2日 ]
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