アイコン ユニクロ(ファーストリテイリング)/最高益更新

連結/ 百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
08年8月期決算
586,451
87,493
85,698
43,529
 前期比
11.7%
34.7%
32.7%
37.0%
09年8月期決算
685,043
108,639
101,308
49,797
 前期比
16.8%
24.2%
18.2%
14.4%

同社のスポクロ・ファミクロを知る人は少なかろうが、同社は顧客ターゲット別店舗展開で大失敗した時期もあった。本体が安物アクリル製から、コットンやウールの天然物に切り替えたことで今日のユニクロがある。数期前、それを回帰させるようなバッグ類などを前面に押し出していた。しかし同社は繊維にこだわるところに同社の強みを見出される。繊維以外の服飾雑貨の取り扱いは限定すべきである。
ユニクロは保温性能の優れた繊維でこれまで売上高を上げてきた。そうした繊維を使用してのデザイナーブランドも立ち上げ、ユニクロ価格で人気も上々である。
これまでのユニクロの店舗の客は、男性+女性であったが、今では女性+男性。先般女性用が初めて男性用品の売上高を超えたと発表していたが意外であった。複合商業施設の店舗では圧倒的に女性客が多く、その女性客の年齢幅も10代~30・40代まで幅があり、男性用品もそうした女性客が購入しているケースが多い。手頃な価格であり、家族の分を買ったり、彼氏の分を買ったりしている。他店では高価格品と比較的安い品が売り場に混売されているが、ユニクロ店舗は価格帯が入る前から分かっている利点も高い。売り場も壁際を除きフロアーでは高所がなくなり改善されてきている。 

柳井代表なら、デザインも含めて品質の良い繊維製品を安く提供していく限り、目標である世界を相手に5兆円の売上高は実現可能であろう。
 

[ 2009年10月 9日 ]
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