アイコン 東京スタイル/株式評価益で特益計上

同社は、百貨店主体の婦人服メーカーである。ブランドも確立されているが、百貨店の売上高が不況により厳しい状況にあり、同社も売上高を中間決算(決算2月)で前年同期比2割も極端に落としている。

ところが、所有する有価証券がこれまで評価損を計上して経営の足を引っ張っていたが、ここにきて株価が回復してきたことから、評価益を計上して大幅に利益増となっている。しかし本業は厳しく、評価に値することではない。

連結/ 百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年2月期中間期実績
31,096
1,491
2,482
621
10年2月期中間期予想
25,700
130
3,870
1,950

同社の財務内容(21年5月の第一四半期)は、自己資本1443億円、同率90.9%。有価証券残高は936億円もあり、評価減も大きいだろうが、株価が上がれば評価益も大となる。女性向けはダイエット等の健康食品、化粧品、ファッション、バッグでもブランド化に成功すれば良くぞ儲かるものである。

[ 2009年10月15日 ]
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