アイコン 福山コンサルタント(福岡市、上場)/徳島の環境防災買収へ

 官庁工事の前仕事を請け負う建設コンサルタント業の福山コンサルタントは、自己資本率78.0%とずば抜けた財務内容を誇る。

非連結/千円
平成17年6月
平成18年6月
平成19年6月
平成20年6月
平成21年6月
売上高
5,024,990
5,035,356
5,055,628
5,313,083
4,866,210
経常利益
226,926
203,083
224,606
344,220
212,057
当期純利益
111,406
92,063
102,050
157,942
81,054
資本金
589,125
589,125
589,125
589,125
589,125
発行済株式総数
4,259,200
4,259,200
4,259,200
4,259,200
4,259,200
純資産額
2,740,703
2,797,465
2,854,204
2,939,236
2,963,667
総資産額
3,989,055
3,844,561
3,915,487
4,270,302
3,801,380
自己資本比率
68.7
72.8
72.9
68.8
78.0
従業員数
220
215
220
225
234

以前は建設省の役人を役員に就任させていたが、時代がやかましくなり、役員以外のポストで元役人を採用しているものと思われる。最近の役人も理解しており、手厚い報酬を貰えばよいと割り切っているのであろう。
特に道路関係に強く工事前の事前調査等を官庁から受けている。公共投資の依存度が非常に高い会社であるため、今後は公共投資の減少から、営業の深耕とエリア拡大で対応するしかない。その一環として徳島市の環境防災(09/5期、売上高6億29百万円)の51%の株を新規取得して子会社化するのであろう。
前期売上先:仙台市、大分県、広島市、国交省、北九州市、首都高速道路、西日本高速道路、佐賀県、福岡県などである。
同社は違うであろうが、こうした会社はよく、工事技術面で癒着企業の技術を指定することにより、官製談合をはかりやすくしている。メタウォーターとコンサルとの関係はその典型と思われる。
 

[ 2009年10月20日 ]
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