エスバイエル/期中社長交代の異例/積水元常務が社長就任
改善を進め、最近でははじめて経常利益及び純利益とも黒字とした同社であるが、今期はリーマンショック後、肝心の戸建部門の首が回らず、12月22日付けで、これまで改善を進めた現社長の松川氏は相談役に、社長には営業畑で積水ハウスの常務取締役の経歴を持つ荒川俊治副社長が就任する。規定の路線であったとしても期中ということがちょっと気がかりであり、銀行からのプレッシャーがあったのだろうか。
連結決算/百万円 | 平成17年3月 | 平成18年3月 | 平成19年3月 | 平成20年3月 | 平成21年3月 |
売上高(百万円) | 87,454 | 82,698 | 77,086 | 64,589 | 53,625 |
経常損益(百万円) | △864 | △1,543 | △411 | 433 | 525 |
当期純損益(百万円) | △1,872 | △32,961 | 1,741 | △244 | 218 |
純資産額(百万円) | 29,225 | 7,136 | 8,941 | 8,460 | 8,698 |
総資産額(百万円) | 100,030 | 72,458 | 48,774 | 37,217 | 34,912 |
自己資本比率(%) | 29.2 | 9.8 | 18.3 | 22.6 | 24.8 |
今期予想は、第1四半期段階で、売上高500億円、営業利益13億円、経常利益8億円、当期利益6億円を予想していたが、期中の代表交代から第2四半期は、大幅な予想崩れが発生しているものと思われる。
計画内だったら松川社長が社長交代しても代表取締役会長というポジションに就くのが普通である。
12月22日は臨時株主総会が予定されている日である。何かがある。
[ 2009年10月20日 ]
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