アイコン 大和ハウス工業/不景気風吹き飛ばす

リーマンショック前の前年中間期より、各利益をクリアーさせた大和ハウス工業の底力。商業施設不動産も戸建も分譲マンションも同業他社同様に不振と見られていたがさもあらず、純利益では前年同期比17.2%増の快進撃である。

連結/ 百万円
営業収益
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期中間期前回予想
779,000
20,000
20,000
9,000
10年3月期中間期今回予想
804,500
38,500
38,500
21,000
09年3月期中間期実績
821,690
35,107
35,263
17,912

 まだ発表されていない積水ハウスの数値が見ものである。
 同社の某社員に尋ねたところ、賞与も給与もカットされており、今回中間期の利益が出たことで、カット分だけでも戻してもらいたいと述べていた。
 一方で、同社を取り巻く環境は厳しいと言わざるをえない。不景気により消費者の購買減退から、商業施設の開発は核テナントの入居に普請するものと思われ、戸建も着工件数が、JC-NETトップでも分かるとおり、大幅に落ち込んでいる。分譲マンションも熊本など地方の販売物件はかなり片付けたが、新規に開発するにはリスクもあり限度がある。
だが、金持ち会社の大和ハウスであり、得意の商業施設のミニモール開発は、核テナントにルミエールを入れ展開すれば、どこに開発しても成功しよう。
また分譲マンションは首都圏において、通勤圏で駅近隣の分譲マンションの売り物件がなく、販売代理業者が泣いていたが、開発するには絶好のチャンスであろう。土地も安く買えまっせ、大和ハウスさん。
 

[ 2009年10月23日 ]
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