アイコン 大和ハウス工業の方針/栄泉跡地・コスモスイニシア

 大和ハウスによると、福岡では今後とも分譲マンション事業は継続するが、九州の他県では大幅縮小(やらない方針)するとしている。また建築途中になっている東区千早駅前の栄泉不動産の超高層マンションについては、まだ検討中としており、ノーという結論に至ってはいないと含みを持たせたコメントであった。

栄泉不動産の再建計画は、当初9月に諮る予定であったが、裁判所の許可を取り12月に延期されている。それまでに大和ハウスがどうするか結論を出そう。1棟だけなのか2棟共なのか500戸を超える案件だけに、大和ハウス工業もビビっているようである。
 大和ハウス工業の分譲マンション事業は、今後とも主要都市中心の開発は行うが、全体では縮小するとしている。
 コスモスイニシアについては、個別マンション事業におけるタイアップはある。また予定通り10億円の資本参加はするが、それ以上の出資の計画は全くないと断言した。

コスモスイニシア
 コスモスイニシアは、ADRにより金融機関から債務免除を勝ち取って財務内容は改善されようが、債務免除した金融機関から新規開発用資金の借入は不可能であり、外銀でも引っ張り込まなければ先が見えてこない。図体がデカイだけに扱いも難しい。大和ハウス工業の10億円出資だけではスポンサーの地位には程遠い。
 

[ 2009年10月23日 ]
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