シマノはダイワよりやはりいい/減収減益だが利益強固
釣具の世界ではガマカツ⇒シマノ⇒ダイワ⇒ダイコーの順であろうが、ガマカツは釣り針メーカーから竿へ展開したメーカー。その会社がいきなり10万円の竿を販売したときには驚かされたが、釣り吉がこぞって1本は買った。シマノは2位になってしまったが、それでも品質は安定して高品質である。釣具にはリールが付き物であるが、リールには必ずギアがあり、その世界でも優れた商品を排出している。
シマノのそのギアは、会社の創業が自転車のホィールを製造する鐵工所としてスタートしたところにある。自転車の変速機へ展開、今では世界を凌駕している。中国製の安物変速機付自転車でもシマノが変速機に使用されていることから、圧倒的なシェアーと思われる。同社の変速機は自転車の本場イタリアやフランスのメーカーと最高品質品で互角に勝負している。不況になると釣り具はどうしても低価格品にシフトして影響受けるが、自転車は健康がキーとなっており大きく下げない。そのため同社の業績は高い営業利益率に守られ、大幅な減収ながら減益幅は思ったより大きくない。
連結/ 百万円 | 営業収益 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年12月期前回予想 | 195,000 | 24,500 | 25,500 | 15,600 |
09年12月期今回予想 | 183,000 | 20,000 | 20,000 | 11,200 |
09年12月期実績 | 235,142 | 37,819 | 36,709 | 25,150 |
輸出企業として大したものである。
[ 2009年10月28日 ]
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