アイコン 日本エスコン/ADR成立というが難題だらけ

同社のADRが成立したと発表した。しかし金融機関に対して先延ばし返済、債務カットではない。社債は値引きの特別償還希望者を募り、社債買入消却益59億84百万円を計上する。

借入金は606億円(09年6月末)あり、不動産を開発して返済可能なのか、不動産市況が急回復して以前のような価格帯で販売できるのか、厳しいと判断せざるをえない。
社債は購入者からカットさせ、金融機関は先延ばしだけ、それは資金面で開発させ続け384億67百万円(08/12期末)を貸し込んだ三井住友銀行の思惑である。次の大口融資銀行はみずほ銀行で40億円と2桁の貸付、こうしたことから本来三井住友銀行が同社を全部面倒見るべきものである。
 

[ 2009年10月30日 ]
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